2008年05月28日

葉の分光透過率

葉の分光透過率

ひょんなことから、光量子センサーを新規開発することになりまして、現在設計の途中です。

数名の詳しい方々(実はお客様でもある)とお話ししていく内に、結局のところ葉の分光透過率(もしくは分光吸収率)を測るのが先、という結論に至りまして、早速庭にある樫の木他を計測しました。

と言いますのも、PARセンサの理想的な特性について、詳細な資料(論文)という物がなかなか入手できず、あったとしても1980年代が比較的新しい方、という状況だからです。

最も役立ったのは「Radiation and light measurement / Robert Pearcy」でしたが、その中でも既に1972年にMcKreeが計測した実例しか掲載されていない有様で、つまり、この辺の定義に関する議論はその年代で既に終わっていると、そういう事らしいのです。

でも、70年代に良い分光器が有ったかと言えば、本当かなあこのグラフ、手書きじゃないの?というイメージが払拭できないのも事実で、実測というわけです。

得られた結果がこれ、
leefSpectr.jpg

黄色いのは明らかに緑色に見えない葉を遊びで計測してるので、少し傾向が違いますが、他は観葉植物、お外の謎の植物も含めて、ほぼ同じ傾向にありました。へえーーーという印象です。

一点、McKreeと違うのは550nmの透過が強いです。

透過率(や吸収率。同じですが、)を元に波長毎のCO2 uptakeを考慮して、Photon energyに換算すると理想的な光合成有効放射束密度PPFDとなるらしいのですが、そこのところは読んでも計算方法などの詳細が解りませんでした。

しかしどんな演算を行っても、この550nmのピークがきれいに無くなって、400-700nmがリニアに増加というidealと呼ばれる感度になることは、不思議な感じは致します。

ideal.jpg


日本環境計測国産部門担当HK
http://www.environment.co.jp/
posted by EMJ-TM at 15:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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