2019年05月08日

データロガーを内蔵したスタンドアローン雨量計の作り方

データロガーを内蔵したスタンドアローン雨量計の作り方
OW34BP01.JPG
大田計器製作所製OW-34-BP、受水口径200mm、一転倒あたり0.5mm、筐体が全部プラスチック製の雨量計です。「まともな計測ができる」、つまりやろうと思えば気象庁検定が得られる規格適合品。その中で最安値のものと言えます。

雨量を測ろうとするとこういうものを使うわけですが、単独使用することもあり、他のセンサーと組み合わせてAWSとしての運用もあるし、でも出力が接点パルスというちょっとめんどくさい部分があり、という物。AWSにしても集中管理型のシステムはトラブルに弱いので、なるべく集中しないですむものは増やしたくなるもんです。結局こういう大きくて1箇所1個で十分なのはスタンドアローンで使えると便利なのになあと思いつつ集中配線してきたわけですから自分自身、知恵が無いというか・・・。

今回は、データロガーを雨量計に内蔵しました。とは言え市販品の組み合わせをしただけです。結果、誰でもできるから公開します。
ここではHIOKL LR5061というパルスを記録するそこそこ小さいデータロガーを使います。他のロガーでもいいかも知れませんがこういう妙な用途の検証済みという情報の価値は大きいです。
OW34BP02.JPG
OW-34-BPのカバーは通常六角ネジ3箇所で固定されていますが、工具を使わずロガーにアクセスしたいので、手回しネジに変更します。
OW34BP03.JPG
大田計器のエンジニアが狙ったわけではないと思いますが、丁度良い塩梅にLR5061を固定する隙間があるのです。そこにアルミ製ホルダーをネジ止めで設置します。ネジ穴加工は必要ですが、相手はプラスチックだしM3が3箇所だけ。ネジはステンレス製、M3-8mmを使います。
OW34BP04.JPG
LR5061の配線は適度な長さにカットして装着。というより置くだけ。

次にロガーの設定です。記録間隔(インターバル)60分にて、2500日の記録が可能な設定例。1時間毎の雨量を記録するという意味です。2500日は無意味ですが、そこまでカウントする気があるもんねとロガーが言ってきます。
LR5061Set1.jpg
入力の設定はフィルタON(機械式接点用)、スケーリングは0.5、補助単位はmm。この辺は理解してもいいことが無いので何も考えず、この通りにしてください。
LR5061Set2.jpg
カバーを装着すれば、最初の写真の通りのスタンドアローンの雨量計が完成します。データ回収は手回しネジを3箇所外し、ロガーにアクセスするだけ。配線要らずの雨量計。もちろん発注いただければ作ります。

問題は、設置したらただただそこに置いてあるだけ、飾っているようにしか見えないところです。
苔むしてきたら捨ててあるように見えるかもしれません。

日本環境計測国産部門担当HK
http://www.environment.co.jp/
posted by EMJ-TM at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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