2009年10月08日

野外でのクロロフィル蛍光測定法!

野外でのクロロフィル蛍光測定法!

最近、小型クロロフィル蛍光測定器の測定に関するお問い合わせをよく頂きます。
今回は頂いた質問とお客様から伺った対策についてお話させて頂きます。

一番多いのは暗処理の時間と方法です。
サンプルや生育環境により変わってくるので一概には言うのは難しいですよね。
教科書とか文献には15分とか書いてあります!と、よく学生さんから聞きます。
それは定説なのでしょうか?

確かに10分程度暗処理したら充分だとは思うんですけど。
毎回お話させて頂くのは、それであれば試してみてはどうですか!と。
10分、15分、20分と処理した物も較べてみて、一番効果があった処理が、そのサンプルの最適な暗処理なんではと思います。
ご自身で導き出した結果が、真実なのでないでしょうか。

また暗処理の方法についてもご質問頂きます。
Optiscience社の商品やHansatech社の商品にはリーフクリップというアクセサリーが標準装備されております。これは洗濯バサミみたいな形状のクリップのヘッド部分に測定器を密着させて計測します。ただし安いものではありません。

OPTIleafclip.jpg
OPTIのリーフクリップ

EMJleafclip.jpg
EMJのリーフクリップ(とある分光器用に製作した一品削り出のお品。ファイバーを接続する仕様)


アルミ箔で葉全体を覆う方法をお試し頂いたお客様もいたのですが、何故か葉にダメージを与えてしまうそうなんです。
プランター等であれば、人工気象室とかに置いておけれるんですけどね!

次に多いのが、いつ(何時に)測定したらいいのかという質問です。
これも難しい質問です。
先ほどと同じで環境次第で変動すると思われるので、何とお答えしたら良いのか“”
ここでは、お客様から伺ったお話を紹介させて頂きます。
日中、夜間で測定をされたそうです。(暗処理を行った状況下での測定です。)
日中は暗処理をしていてもFv/Fmが低い数値しか検出されないそうです。
色々な原因があるのでしょうが、結果としてそうだとおっしゃられておりました。
これに対して21時頃に計測した数値は期待していた数値に近かったそうです。
樹液流もこの時間になると止まるそうなので、その辺りも関係してるのでしょうか。

強光阻害を研究される方であれば、日中計測する必要があるでしょうし、最大値を計測されたいのであれば、日中は避けた方が良さそうです。
日中だとFo自体にも変化が出てしまうそうです。

正直なところ、何が正解という答えはありません。
色々な条件で処理をして、試されるのも研究の過程だと思いますので、その辺の条件検討も含めて楽しんで実験して頂ければ幸いです。

これについては、ご意見や情報、お待ちいたします。有効と思われる情報は掲載させていただきます。

日本環境計測輸入部門担当TM
http://www.environment.co.jp/
posted by EMJ-TM at 11:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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