2012年01月11日

土壌水分センサーとシロアリ、もしくは土壌水分センサーと水道のネジの規格

久々に役に立つ情報です。特に、このタイトルにピンときてしまう人生を歩んでいる方には。日本に何人居るんだろうって話はともかく。

土壌水分センサーは普通は埋設して使います。つまり、センサーとケーブルは直接土壌に接触しているわけですが、この時、いろいろな生物がそこには居るわけで、計測する人間側にとって問題となるのは、動物がケーブルをかじったり、熱帯ではシロアリがケーブルのみならず、センサー筐体も食べてしまったり、そういう出来事が良く生じます。例えば、デカゴンのEC-5などの土壌水分センサーシリーズで使われているゴム部分やケーブルのシースは好んで食べるようです。

ANTEATEC5.jpg

この状態までに半年未満が目安です。何故ってのは解りませんが、好きな味なのかなあ、よっぽど腹減ってたのかなあ、などと想像します。不思議なことに黒ゴムと黒ケーブルのみが食されて、内部の青、白、赤などのシースは食べないんです。

一番重要な計測結果については、「欠測」つまり、データが取れなかったねえ。でも、これ、しょーがないねえ。というお話に至ります。当然修理できる設計ではないので、写真のようになったセンサーはゴミです。

土壌水分センサーを良く販売する身なので、こういう事に直面する事が多々あるのですが、センサー自体は食べられないのを紹介できるけど、ケーブルが問題って話になります。ここではその対策の一方法を紹介します。

SM300VSANT.jpg

全てはこの写真が語っていますが、Delta-T社のML2x、SM300、SM150のケーブル側にはネジが切られています。このネジ、本当の使い方は、オプションのパイプを接続して、かがみ込まなくても地面に突き刺せるというのが目的です。逆に、その程度なので、滅多に使うことがなく、こんなところに無駄にコストかけやがって、という気分にさせてしまうわけですが、ここから先を読んだ貴方には、別の意味が出てきます。

このネジ、英国規格で3/4 inch BNPという、ココ日本では、わけのわからない規格ですが、なんと水道用蛇口のネジ規格G1/2(立水栓のあれ)とぴったりです。個人的にイギリスやアメリカで買ってきた、格好いいけど安価な、でも漏れる頻度が高く、交換部品も入手しにくい水栓金具達は、何故かことごとく、すんなりと、日本の給水ネジにフィットするなあとは思ってましたが、結局日本の水道は元々英米規格のまねなんだなあと、そして、それが故の偶然で、土壌水分センサーのネジ規格イコール日本の水道のネジ規格という事実に行き着いたわけです。良い塩梅なパイプサイズはVP20です。

写真のエルボ、パイプ、ネジ付きジョイントなどの塩ビ部品類は、その辺のホームセンターで買えてしまいますから、塩ビ用接着剤、コーキング剤、ノコギリ、シールテープを準備すれば、現場で特殊な工具も要らず、かつ安易にセットできます。

現場で加工できるというメリットは、とても重要で、なぜなら、センサー設置の為に穴を掘るわけですが、思いも寄らない堀難さだったりすることがあり、計画通り行かないこともしばしばなんです。なので、急遽予定変更して、設置深さを変更する時など、現場でパイプの長さ調節が出来るのは、とても意味があることなのです。

妙にアクセスが多い情報らしいので、少々記事を追加です。
塩ビパイプ関係の部品は、非常に安価です。写真に載っている部品を全部買っても、接着剤込みで、千円ちょっとです。接着剤は用途を考えると、一生使えるのではないかと思います。一度ホームセンターに行って下さい。どこが安いとか、そういう事を全く考えなくても、その場でお小遣いの範囲で購入可能なはずです。

日本環境計測国産部門担当HK
http://www.environment.co.jp/


posted by EMJ-TM at 17:14| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
有益な情報ありがとうございます。
Posted by うえむら at 2012年01月14日 06:32
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