2007年10月04日

葉面積計について

葉面積計について

大きく分けて屋外携帯型と据え置き型の2種類に分けてお話します。
据え置き型の利点は唯一ベルトコンベアを使用して、多量の枚数を処理する事!
ただこれだけの利点で200万円払うんですかね?

ΔT、Licor社がこれに当たると思います。ライカは携帯型と言ってますが、
小学生の女の子が持てない物はそうと呼べませんので排除します。
http://www.licor.com/env/Products/AreaMeters/LI-3000C/3000C_intro.jsp

普通に市販のスキャナーで取り込んで、フリーで落とせる葉面積分析ソフトがあるんでそれでいいと思いませんか?
確か東北大の先生が出してるのが昔ありました。

ちょっとソフトの得意な工学部の学生さんなら夏休みの宿題で出来ると思います。
でもこのセットでRegent社が販売してるくらいだから需要があるんでしょう。
ただしトウモロコシなどの細くて長い葉を測るには必要なんですよね!

もし測る必要があるならCID社がお薦めです。
理由は一番安いので!!
どうせそれだけの目的なら安くていいです。年間通して測る事も無いでしょうし。

ΔT社のWinDIASは葉内の病気のエリアと健全なエリアとの割合を計算出来るソフトを販売しています。でもこれCCDカメラなんですよね!何故デジカメにしないんだろう。
http://www.delta-t.co.uk/products.html?product2005092818940

これは使った事があるんですけど、範囲の識別が難しいんです。36色のパレットで各エリア毎に色を塗って、それぞれの面積を計算で求められるんです。理論的には。

ただし自動で配色するのではなくて、任意で色付けするので境界線に見極めに個人差が出てしまいます。

携帯型はCIDとADC社の2機種あります。

大体価格的には100万を少し下回る感じです。携帯型葉面積計でいつもネックになるのは、測定面積なんですよね!ADC社のAM300は幅が10cmしかないので、ちょっと厳しいのかなと!形状は産婦人科で使う超音波エコーみたいな感じです。
http://www.adc.co.uk/products-74.html

CID社CI-203は面積の面で問題はないのですが、内部の機械がちょいと厳しい。
スキャン部はFAXのレーザー使ってるんです。これってあり?
http://www.cid-inc.com/products/ci-203.html

あと測定方法が手動で葉を入れて、引き抜くんです。
マニュアルにはゆっくりと引いてくださいと書いてあります。
これって個人差出まくりなんです!

再現性は聞くだけ野暮です。邪念を捨ててマシーンになりきった人の勝ちなんです。
おおよその結果で良ければ問題ないのですが、日々の成長記録なんて止めて下さいね!前日より葉が縮んだらショックでしょ。

余談かも知れませんが、太陽発電パネルとフラッシュを使用して、木枠に入れたという笑ってしまいそうな仕様の葉面積計が開発されてます。
http://asae.frymulti.com/abstract.asp?aid=21198&t=2
形状はトレース出来なくても全く構わない、面積が解ればそれでいいという発想はお見事です。一瞬で結果が出るのは、市販の機器ではまねできないです。こういう発想が出来る人を天才と呼びます。

結果はr = 0.9911だそうですが、これは十分市販品を越えてます。1%以内の精度です。繰り返し特性は明らかにr=100に近いと思われる原理ですし。C.Igathinathaneさん、あなたの発想と実行力には勝手ながら尊敬します。ただし葉によっては若干の光を通してしまうこともあります。この装置では、その影響は出てしまうかも知れません。

しかもですよ、自作しようとすれば何とかなるんです。今時、畳一畳程度の巨大なソーラーパネルでも10万円でお釣りが来ますから、そのお釣りで他の資材を買って(とは言え、板とテスター、光源だけ)完成です。くるくる巻けるシート形状のソーラーパネルなんか使ってもこの場合には他の部品が巻けないので意味無いし。結局、こういう天才的発想の機器は、天才すぎて市販に向いてなかったりします。グラニエセンサー買う人がいないのと一緒ですね。


話を戻して総論です。最終的には人海戦術のみが有効だと思います。昔みたいに方眼紙に葉の輪郭を写して、それを計算式で求める!これが正解!!

ここのところ、ブログ記事が増えると徐々にではあるけれど、本当にお奨めできる物品が減ってしまう事に気が付いてしまった。これで良いんだろうか?


日本環境計測輸入部門担当TM
http://www.environment.co.jp/
posted by EMJ-TM at 10:32| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
葉面積計を作物学関係者はかなり使います。特にイネなんかは並べていると葉が巻いてしまうので、迅速に測定する必要があります。そこで登場するのがコンベヤユニットなのですが、日本のH社の葉面積計などはプラスチックフィルムを使用しており、水分等の使用条件により縮みます。従って割と頻繁に交換が要ります。お話のCID社の葉面積計はハンディで使うとご指摘通りに最悪ですが、別売りのコンベヤユニットが割と良いです。ローラーがガラス製で汚れはぞうきんで拭けばOK。ただ、葉が濡れてると巻き込みます。それと回転速度が一定なので測定精度も改善されます。葉面積計は確かに高価ですね。私は最近は葉が巻かないものはデジカメで撮って、SigmaScanで画像解析して面積を求めてます。
Posted by F.ADACHI at 2007年10月05日 01:08
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