2007年11月05日

AP4の校正法ありました!!

AP4の校正法ありました!! 

AP4を販売して8年近く経ちますが、お恥ずかしながら最近知った事実があります。LI6400や1600は校正する必要があるのは知ってたんですけど、AP4もその必要があったんですね。そりゃ同じような湿度センサー使ってるんだから、経年劣化やドリフトもあり得るだろうに全然そんなの考えた事ありませんでした。

AP4.jpg

メーカーのマニュアルに付属の校正プレートで自己校正が可能である!と。また測定現場で校正が簡易に出来るので、測定値の信頼性及び精度維持が可能であると記載されております。それを良い風に誤解しておりました!!

この校正プレートさえ使っていれば、高い精度をずっと維持出来るもんだと思っておりました。実際の処、故障やトラブルで多いのが本体ポンプの動作不良とかセンサーコネクタ部と本体受け口の接触不良くらいしかありませんでした。

トラブルがある場合、単純に劣化とか本体の動作不良だと考えてメーカー返送修理を安易に行っておりました。まあ輸入商社に所属しておりましたので、当然な対応なのですが・・・・・。

どうやらそのポンプの動作不良と見ていた症状にもセンサーのドリフトが関係してそうなのです。

そんな場合、メーカー返送するとセンサーヘッド交換で20万円コースだったのですが、そんなもんかなあ!というのが正直な感想でした。ちょうどライバルであったLI1600の生産中止が発表されたあとの製造ロット辺りは確かに怪しい故障がよくありました。(それにしても1600の後継機種が6400だと言い切るあの勇気!!うーん、価格が4倍になる後継機種とは恐れいりました!!)

実際、国内に販売した台数は30台以上あるんですけど、国内で1台も校正作業した事が無いんです。逆に考えればそれほど耐久性に優れ、メンテナンス必要無い丈夫な現場型蒸散測定装置なのかもしれません。でも湿度センサーがドリフトを起こしていないなんて事はあり得ませんよね。

AP4の場合も容量式湿度センサーを使っております。そのセンサーは、気象用途で用いられる高速応答できるタイプのもので、かつ高感度な仕様です。そういうセンサーは皆様ご存じのように、汚れや劣化に敏感でもあります。

そんな訳で、このままじゃ余りにマズイだろうと言う事で弊社でセンサーの校正を承ります。

ちゃんと弊社内で高精度な露点発生器を用いた校正作業を行いますので、作業時間は2日程度、送っていただいてから再納品までに1週間以内です。また作業料金もメーカー返送に比較して1/5程度で実施可能です。

最近調子悪いとかプレートを使った蒸散速度の校正が5%以内に維持出来ない症状のAP4をお持ちの方は、是非ご相談下さい。何とかお力になれると思います。野外観測のオフシーズンに実施されると、来年の観測では信頼できる計測を実施できますよ。

日本環境計測輸入部門担当TM
http://www.environment.co.jp/

AP4のお話ついでに、LI-1600の校正・修理について

スーパーポロメーターというすごい名前の機種ですが、デビューしてから多分30年は経過していると思います。勿論現在はディスコンです。

で、何故か福岡の田舎にある弊社にこの機種が度々持ち込まれます。新品売ってもないのに・・・。

中には「ハイキ」とラベルが書かれた個体もちらほらと・・・弊社はそろそろ古物商の免許を取るべき時期かも??

実はLI-1600に使われている湿度センサーはバイサラ製なんですけど、あまりに古いのでもう入手不可能なんです。

なので、センサーがお亡くなりになられた個体の修理は不可能と言うことで、残念ながら修理をお断りするしかなかったんですけど、つい最近LI-6200というもっと古い機種のセンサーが破損していて、でもどうしても修理する必要がありました。

それで、どうした物かと悩んだあげく、国産の湿度センサーを無理矢理インストールしてしまいまして、成功いたしました。

もちろんセンサーの特性が同じというわけには行きませんでしたので、回路の改造・増設も必要になります。

こんな事してしまって機械は大丈夫なのか?メーカー保証は?とも普通なら思うんですけど、使えない物を使えるようにするわけですし、もはやメーカーが修理しませんし保証も勿論しません。純正部品が出てくるなんてのも期待できないわけですし、いいんです。これで。

結果として、国産の湿度センサーでもきちんと動作でき、ハードウェア的には改造になっても、ユーザーレベルからは純正の湿度センサー仕様となんら使用上の違いがないというものに仕上がりました。

ここで本題ですが、LI-6200に使用されている湿度センサーはLI-1600と同じ物なんです。つまり湿度センサーが壊れてしまったLI-1600の修理にも応用可能という事になります。

この手の古い光合成測定機器類は、当時円安な事情もあったと思われるので、沢山投資してしまった方も多いと思います。「ハイキ」より「修理」をご一考頂くチャンスが増えたと言うことで、ご報告でした。

それと、普通にドリフトしたLI-1600については、AP4同様に、校正、修理は対応可能ではあります。積極的にやりたい訳じゃないんですが、お時間頂ければ対応致します。

残念ながら、AP4より時間と手間がかかる機種ではございます。年一回は校正しないと不思議な測定値を返してきます。

日本環境計測国産部門兼マイナー機器の修理担当HK
http://www.environment.co.jp/
posted by EMJ-TM at 12:18| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
記事を興味深く読ませていただきました。LI-1600を盟和フォーシスに見てもらったところ、Transの測定値が40%落ちているといわれ、校正しても正常になるかどうかわからないといわれました。貴社で修理は可能でしょうか。またその場合、お幾らぐらいの修理費になるでしょうか。よろしくお願いいたします。
Posted by 松井 直弘 at 2011年07月05日 17:23
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