2013年11月05日

LAIの計測 人力セルフレベル!

LAIの計測 人力セルフレベル!

MIJ14onHel.gif

そろそろ皆さんの今期の測定も終わりに近づいているかと思われます。
まだデータが足らない方は、もうひと分張り頑張って下さい。

野外測定で日射や光量子の測定をする際 センサーを水平な状態にする必要がありますよね。皆さんはどうされていますか?

前の章で述べている通り 各メーカーさんはセンサーにオプションで水平基台が販売されています。(ちなみに弊社では組込み済です。)

移動しながら多点での測定をする場合など 三脚や1脚を準備して測定する毎に設置し、測定するのはなかなか大変かと思います。傾斜地や未踏の森に分け入る場合など尚更大変ですよね。

長年の感で分かるという達人もいるかと思いますが 若手にそれを要求するのは酷ですよ。その場でデータは確認できないので宿舎に戻ってデータを吸い上げてみたらもの凄い事になっている可能性も否めませんし。

そこでこんな方法もありますよというお話です。
(長期でがっつりと定点観測される方は、「日射計PARセンサーなどの水平器と水平出し作業が招くしみじみとした日暮れ」2013年10月25日を参照してください。)

とあるお客様が実際に行われている作業風景が冒頭写真の装備です。弊社のような会社にお付き合い下さる研究者はとっても自由というか、発想の自由度が高い方が多いというか、やりたい放題な方が多いのは確かです。逆に論文見てその通りに定型的に行動する、なんて方は極端に少ない。まあ、そうでないとウチなんかには用がないわけですが。

ヘルメットに弊社の分光方式のLAI計測システム、これ↓
http://www.environment.co.jp/product/prdct.html#Anchor1276177
を固定し、ロガーはリュックに入れて 両手フリーな状況を確保しています。

MIJ-15 LAI sensor ですが、LAIを分光という手法で計測する原理です。元々、LAI葉面積指数を定点観測、つまり1年中同じ場所にデータロガーと一緒に設置しっぱなし、無人でLAIの季節変化を測定することを主眼においたセンサーです。なので携帯、移動は考えてない。ところがやっぱり、移動計測する必要がある場合もあるんですねえ。PARとNIR2つのセンサーが出す出力の比がLAIに相関を持ちますから、枝や幹の影には応答せず、クロロフィルにのみ反応します。なので、比が重要で入射角特性はさほど気にしなくてもよいのですけど、やっぱりある程度は、ってことになります。

R/FR型の場合と、このMIJ-15とでは測定する波長のレンジが異なり、後者はブロードな波長で光を捕らえますから対外ノイズ(この場合は迷光や反射など)に強いデータが得られます。

ここからが測定のミソで、このお客が経験から発案した独自の手法。ロガーの測定インターバルを2秒くらいに設定して 両手を広げて360度を2分くらいかけてその場で回ります。

人間のジャイロ機能は凄いものでキチンと水平が取れるそうです。そして、データをアベレージにすればかなりの再現性を伴った数値が得られるそうです。
興味がある方は少ないかも知れませんけど、是非おためし下さい。

ちなみに学生さん曰く 頭が重いので測定終了後は肩がこるそうです。

あとヘルメットに目と眉毛があるのは先生の遊び心です!!

日本環境計測輸入部門担当TM
http://www.environment.co.jp/
posted by EMJ-TM at 12:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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