2013年11月28日

植物工場の機械化・自動化の現在

植物工場の機械化・自動化の現在

植物工場という言葉が一般化してきているように感じます。全国の大学・研究機関でモデルケースとして様々な取り組みが試されています。特に首都圏では私大も含めて多数の施設があります。

先日 東京ビックサイトでアグロ・イノベーションが開催されました。国内外のメーカー・大学・自治体がブース展示して 自動で苺の摘み取りをする機械から 銀杏の殻を割る機械まで色々とあり面白く拝見してきました。

葉野菜やトマトなどが多い中 さすがご近所九州大学の冬虫夏草はダントツでパンチが効いていました。

さてここからが本題です。栽培システムは各メーカーさん独自の商品展開されていますが、植物の生態情報や生育情報を検出するシステム化された装置はあまり見られませんでした。各大学では低コスト化された装置や自走式の装置の開発なども進められており、今後の結果に期待したいと思います。

植物の成長具合の指標のひとつとして光合成活性能力があります。まあ簡単に言えば成長にかかせない太陽光(人工光)の吸収・エネルギー効率の面で成長や健康状態を把握する訳です。PlantFact1.gif

植物個体1株づつを計測するには手間がかかりますよね“” 
その解決法として画像診断の手法があります。サーモグラフィーによる熱画像、分光器による波長測定、クロロフィル蛍光画像による光合成イメージ画像がありますが、いずれも大きな面積を一度に計測するのは現状は難しいです。それではその対処法として下記システムをご紹介します。
PlantFact2.gif

最初のシステムは設備組込式の計測システムです。稼動方法は2通りあり コンベヤベルトで測定箇所まで移動させる方法とXYZ軸でプログラムされたロボットアームが生育場所まで移動する方法です。測定面積は80×50cm角が最大面積になるそうです。
PlantFact3.gif

ヨーロッパでは農薬メーカーさんをはじめ既に導入されているそうです。測定シーケンスもソフトで管理され オートメーション化が進められています。品種別の管理法も確立されると面白くなると思いますよ。

次は路地栽培で活躍できそうな自走式です。PlantFact4.gif
しかし自走式とはいえオペレーターが一緒に移動しないとならないみたいですが、将来的には開発が進むと思います。問題点があるとすれば装置製作がヨーロッパの会社、サイズがかなり大きいので、バカにならない送料がかかります。到着後も、国内で組立て、調整などあるので手間はかかりますよね。日本国内でシステム化した方が安心できると思います。

日本環境計測輸入部門担当TM
http://www.environment.co.jp/
posted by EMJ-TM at 17:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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